初対面 焼き鳥屋 2022/04/13
仕事で大学生の男の子と初顔合わせだった。
大学生くんは初対面の私にグイグイはなしかけてくる。暇なら話しているのもいいのだが、こちらは店長の命により、焼き鳥を作らなければならない。
大学生くんの会話を聞き流しながら、焼き鳥を12本つくった。
手がタレでペタペタになってしまった。
出来た焼き鳥を店頭に並べた。焼き鳥屋になった気分である。
私は焼き鳥屋に憧れを持っている。
黒い半袖を着て、頭に白いタオルを巻いて焼き鳥を売る。カッコいいなと思う。
焼き鳥屋になった自分を想像する。
焼き鳥モーリーは地元の皆に愛される焼き鳥屋。
今日も店を開いた途端長蛇の列だ。今日も店主森ノーカの威勢のいい声が響いている。全ての焼き鳥を売り終わり、店終いをしている時、一人の子供が目に入った。
その子はボロボロの身なりで、頬は痩せこけている。
「どうしたんだ坊主 お母さんは?」私は話しかけたが返事はない。だが返事の代わりにグゥ~とお腹が鳴る音がした。そして「つくね! つくね!」と私を指さして連呼し始めた。
「ハハッ 坊主腹減ってるのか ったくしょうがねぇな ホラッ これ今日の売れ残りのつくね やるよ」
少年は目をキラキラさせながら焼き鳥にかぶりついた。数秒で焼き鳥は串だけになった。
少年はその串を手に持つと私の心臓に突き刺した。何が起こったか理解が出来なかった。
だが次の瞬間痛みが全身を駆け巡った。服がジワーッと血で滲む。少年は呆然とした顔の私を見て、薄ら笑いを浮かべている。だんだんと意識が遠のいていく。薄れゆく意識の中少年が私の耳元で囁く。
「つくね つくね 心臓をつくね」
いかがだったでしょうか 今日のお話は
ハートフルな話だと思ったでしょう。残念ながら怖い話でした。
いや怖い話というか意味が分からない話と言ったほうが正しいでしょうか
文句があるなら毎日ブログ書いてみてください。本当に書くことが無いんです。
確かに今日のブログは酷いですよ 認めます。
でも続ける事が大切ですから。
文句がある方はぜひ質問箱の方へ
ではまた明日。