大失敗の心霊配信 6月18日

久し振りにブログを再開します。

最近はニコニコのギフトイベントの方に力を入れていて、中々ブログを書く気になれなかった。

まぁ力を入れるといっても1日一時間半くらいしか放送していないのだが。

ギフトイベント中は自分なりに色々外配信をやっていた。

一番記憶に新しいのは大失敗の心霊配信である。

家で雑談するだけではつまらないので、外配信をしようと思った。

いわきの心霊スポットを調べて、そこに行くことを計画した。女の霊がたたずむと言われるトンネルに行くと決めた。

八時に予約枠をとり、飼い犬のジョビと一緒にその場所に向かった。

八時になって配信をつけたときに思った。暗すぎて何も見えないと。ジョビは真っ黒のプードルなのだが、配信越しに視認をすることが難しいほどだった。だがこんなのはある程度想定の範囲内であった。私を舐めるな。持ってきたライトをつけた。これで明るくなるだろう。画面を見た。真っ暗だった。砂漠を潤わす為に一滴の水を垂らす、それと同じくらいの無力感があった。どうにかしたいが、気持ちで明るさは変わらない。

私が昭和の成金ならきっと一万円札に火をつけて「これで明るくなったろう」というところだろうが、残念ながら昭和の成金ではない。平成の低賃金フリーターである。

仕方なく配信をつけて歩いた。

お目当てのトンネルについた。だが歩道がないタイプのトンネルだった。しかも車通りがまぁまぁ多い。一人で入るのも危ないのに、犬を連れている。しかもまぁまぁ好き勝手動き回る犬である。

(これはまずいことになったなぁ)配信のコメントは大荒れの模様を呈していた。

仕方ないのでトンネルの上にある歩道橋で犬を抱えながら私は踊った。

色んな思いがあった。準備不足の後悔。23にもなって、回りは大人になっている事への焦り、世界の情勢、 ワンピースの1ヶ月休載。全てを踊りにぶつけた。一時間程たっただろうか。配信画面を見た。時間は一分程しか経っていなかった。一時間が一分になる。これは心霊現象と言って良いだろう。もしくは私の踊りが引き金となって世界線が変わってしまったのだろうか。はたまた私がブログで嘘を書いていて、なんとなく踊ってみたけど、心が折れて長く続ける事が出来ず、一分で踊りをやめてしまっただけなのだろうか。本当の所はだれにもわからない。

抱えられたジョビは何も言わず、ただ潤んだ瞳で私をじっとりと見つめていた。

ではまた明日 今日から毎日投稿します。