おばちゃんとの仕事 6月19日
昨日の夕方から仕事に向かった。今日の一緒に組むバディはおしゃべりなおばちゃんである。一緒にコンビニの仕事をするだけなのにバディとは随分偉そうな書き方である。ツーマンセルと呼んでもいいだろう。
このおばちゃんはもうまぁよく喋る。俺も聞くより喋りたいタイプなので、何度か主導権を奪い返そうと話に割って入るのだが、奪えた試しがない。最近は降参して適当に相づちを打つようにしている。
一度適当に相づちを打ちすぎて「私みたいなババアはもう死ぬだけだから」と言った後に「まぁそうですよね~」と言ってしまった事があった。
「ヤバイ…怒られるか…」と思ったら「でね~」となんの淀みもなく話を続けてきた。結局自分が話すことに夢中でこちら側の相づちなどなんでもいいのだ。
仕事中そのおばちゃんから「芸能人ならどんなタイプが好きなの?」と聞かれた。
「まぁどっちかっていうとギャルみたいな子が好きですね」と答えると
「最近の若い男の子はやっぱ乃木坂とかよね 私は亀梨が好きなの」と言ってきた。
もうこっちの話は無視である。そっから亀梨がいかにエロいかを聞かせてくれた。
とてもありがたい事である。そのおばちゃんは亀梨のエロさを語り尽くすと、何一つ仕事をせず帰っていった。
こうしてまた1日が終わっていく。あまり有意義とは言えない。
何とも言えない気持ちでふと携帯を覗くと、前に応募していた正社員試験の面接のお知らせメールが来ていた。
気持ちが一気に楽になった。このチャンスを逃したくはない。
志望動機などどうしようかとなんとなく考えてみた。
「御社の経営理念に深く感動し、リアルフェイスの時に下をペロッと出す仕草がたまんないなと思いまして…」
志望動機を考えていたのに、途中からおばちゃんから聞いた亀梨が見せるエロい仕草の説明が入ってしまいました。申し訳ありません。
まぁそんなこんなでギリギリで今日も生きております。
ではまた明日。