新しいバイト 6/21(火)
バイトに新しい女の人が入ってきた。
そういえば店長から「こんどかわいい女の子入ってくるから」と言われていた。
店長、そんなことより休みをください
かわいい子とシフト入れんでいいから休ませてくれ。こっち週7で働いとんねん。可愛くないおっさんとでいいから週5にしてくれ。
その子と二人で夜勤をした。当たり障りの無い会話をした。
その女の人は結婚していて旦那さんもコンビニで働いているらしい。
中々世知辛いものである。いつもは廃棄で出るおにぎりや弁当を持って帰るのだが、その子がいる手前持って帰れず何個か捨てた。その子が飲み物の補充をしてる隙にサッと一個だけ貰った。
その子にバレてないかこそこそしていたとき、我に返って死にたくなってしまった。
多分私は今他の人の目には、羅生門の門のところで死人から毛を抜く老婆のように映っているだろう。トホホノホ…
その子は日の出の頃に退勤していった。ここからはワンオペである。
やはりかわいい子なんてのは現実にいたって仕方がない。別につきあえるわけでもないし。
かわいい子とはニコニコ生放送の中でだけ会えればいいのだ。
その子はかわいくてまじめである。でもその子に50円をあげたって、カップカップはやってくれないだろう。あの子に100円をあげたって、TVエブリデイはやってくれないだろう。ちょっと文章が金子みすゞの私と小鳥と鈴とみたいになってしまった。
みんな違ってみんないいということです。
ワンオペの時間帯に出る廃棄はこれでもかと食った。もう私を遮るものは何一つない。
私が両手を広げてもお空は飛べないが、あの小鳥は私のように廃棄を腹一杯は食べれないだろう。空飛べない分廃棄食うことでチャラになっているのか?それは一勝一敗になっているのか?二敗じゃないのか?とすこし思うがまぁいいだろう。
そんなことをしていると退勤の時間になった。
自転車をこいで帰る途中、すれ違う小学生がチェホンのインパクトを歌っていた。
なんで今その歌なんだよ なんか面白かった。
ではまた明日