工場での仕事 12/13

工場で最近はライン作業をしている。これが結構キツイ まず一日立ちっぱなしだし、流れてくる機材も中々重い。それを持ち上げ組み立てる。仕事中人とはほぼしゃべらない。ずっと黙々と組み立てる。それを10時間である。

だがこの説明だけではイマイチどういう仕事か想像出来ない人も多いだろう。

プラダを着た悪魔のアンハサウェイがやっていた仕事と全く一緒だと思ってもらって構わない。

しかし仕事は代わり映えのしないものである。

以前コンビニで勤めていた時も「代わり映えしないなぁ」とは思っていたが、工場に比べたら、コンビニは毎日事件の連続である。

昔コンビニで働いていた時に物凄く洗練された女子5人組が店内にはいってきた。絶対アイドルだと思い、近くでアイドルのライブがないかを確認すると、近くの三崎公園でアイドルフェスが行われていた。私がレジ打ちをしたのはそこに出るミグマシェルターというアイドルだったのだ。

工場ではそんな事は有り得ない。機材を組み立てていたら、急にミグマシェルターが流れてくる事はない。ミグマシェルターの体に右腕を取り付け、俺の次の工員が左腕を取り付け、最後の工員が四つ折りにして梱包する…事はない。あったら怖い。ミグマシェルター生産工場である。そんなに沢山ミグマシェルターを生産してどうするのだろうか。歌って踊らせるくらいしか使い道は無いような気もする。そういえば今日新メンバーが入ったらしい。おめでとうございます。

まぁでも私がここで作った品物が周り回ってミグマシェルターの元に届き、ミグマシェルターの生活を支えているということはあるかもしれない。

それならば私はミグマシェルターを作っていると言っても過言ではないのではないだろうか。いやそうにちがいない。ミグマシェルターのミミミユもナーナナラもタマネもレーレも私が作っているのだ。

ということはつまりこれはもう私がミグマシェルターと言うことなのではないのだろうか

 

あの日私がレジ打ちをしたアイドルとは、私自身だったのだ。こんな笑い話があるだろうか。私は私によって操られていたのだ。

まぁそんな感じてす 疲れているみたいです

しっかり睡眠を取り、明日のミグマシェルター作りに備えます

ではまた明日