居心地のよさ 3月28日
皆さんには居心地のいい場所、悪い場所はありますか?
今日仕事の帰りにスターバックスによった。新商品のコーラフラペチーノが気になっていた。
店内に入りコーラフラペチーノを頼む。商品が来るのを待っている間、私は非常に強い居心地の悪さを感じ続けていた。この店の中で私だけが浮いている気がする。このオシャレな空間とそこにいるオシャレな人間たち。それにくらべてみすぼらしい私。私だけが異物である。スターバックスに私という異物が混入している。
スターバックスが料理だとしたら、私はそこに入ったシェフの髪の毛だ、スターバックスがマックのバーガーならば私は金属片だ、スターバックスがペヤングならば私はゴキブリなのだ。
いますぐこの場所を離れたいという衝動にかられる。誰かに見つかる前に、誰かに「異物だ!」と指摘される前に。
しかし私の思いとは裏腹に、中々商品は来ない。
とても長い時間が流れた。いやきっと大した長さではなかったのだろう。だが私の心がその長さを永遠に感じさせた。
奪うように商品を受け取り車に戻る。逃げるようにエンジンをかけて走り出した。私は求めていた。居心地の良い場所を。私にとっての心の故郷を。
無意識に私は近くの牛丼屋に車を止めていた。店内に入る。
周りを見渡せば仕事帰りの作業着の男達が、黙々と牛丼をかきこんでいる。そこにはミジンのオシャレさもない
さっきまでの動悸、息切れが嘘のように落ち着いている。まるで母胎にいた頃のような、あたたかく穏やかな空気が私を包む。
そうだ ここだ ここが私のいるべき所なのだ。
どれだけ小汚なくても、どれだけみすぼらしくても、ここは私を受け入れてくれる。
その牛丼屋はきっと私にこう語りかけている事だろう。
「どんなにオシャレじゃなくても、小汚なくても、気にすることないのよ 頑張って生きてる証じゃない。
ありのままのあなたでいいのよ
そんな あなたが………………………『すきや』」
まぁそんなかんじです。長々と失礼しました。
ちなみにコーラフラペチーノは激マズでした。