金が底をつきた 10/19(水)

ついに金が底をつきた。一銭もお金がない。

これは比喩や誇張ではなく、本当に一銭もない。

今日もギリギリまで寝て、いつものように朝飯も食べずに仕事へ向かった。

そして昼休み お腹はペコペコである。 コンビニに着いて財布の中を見ると150円しかなかった。

150円で何が買えるというのだろう。銀行のatmでおろせばいいだけじゃんと言う人も多いだろう。だが何を隠そう銀行のatmにも170円しか入っていない。元々あった貯金は全て壊れた車の修理代に消えてしまった。

無いものは仕方ないので考えた。この150円で何を買うか。

取り敢えず喉が乾いたのでお茶を飲んでから考えよう。そう思いお茶を買って飲んだ。ハッとして手元を見るとそこにはもう150円はなかった。そういえばお茶って150円するんだった。 忘れていた。仕方ないので車で寝た。

午後の仕事中、現状の自分の情けなさを悔やんでいた。

小学校の頃ですらもうちょい金を持っていた。 産まれてから今までで、一番金を持っていない。いやでも産まれた瞬間は一円も持っていないから、ギリその時には勝っているのだろうか。でも産まれた瞬間ってまだヘソの緒が繋がっていて、栄養が母親の体から流れてきているから、まだ母親の体の一部と言えない事もない。裕福な家ではないが、昼飯がお茶一本の私より金が無いってことはないだろう。するとやっぱり今の方が金が無い。

お腹が空いた。カツ丼が食べたい。ラーメンが食べたい。ハンバーグが食べたい。

もういっそネットにPayPayや口座を晒してしまおうか。誰も入金してくれないかもしれないが、もしかしたら優しい人が恵んでくれるかもしれない。でも晒したくない。絶対に。

俺が晒してないのに、俺に金を恵みたい人がサーバーをハッキングして、俺のPayPay情報や口座情報を違法に取得して金を入金してくれないだろうか。もしくは国が誤って4630万誤送金してくれないだろうか。最近髪の毛も伸びてきている事だし。

でも少し考え方を変えてみよう。ピンチはチャンスなのだ。これを機にダイエットしてナイスガイになることにしよう。

それでもどうしてもくじけてしまいそうになる事もあるだろう。その時は皆さん 僕にPayPayを振り込んでください。でもやっぱりQRは晒せません。じゃあどうするか。皆さんの心のPayPayを僕にくれればいいんです。

心のPayPayを送るのに、QRはいりません。

ただ目をつぶって「森くんに○○円 送金!」と念じればいいんです。すると私の心のPayPayにその金が振り込まれるのです。

その金で私は心のカツ丼を食べ、心のラーメンをすする事でしょう。心のカツ丼では空腹は満たされません。ですが胸は満たされるのです。

それでは皆さん ごきげんよう また明日