バイト中に考えること ミミ先生2022/03/13
昨日の夜は隣の部屋で加瀬ちゃんとサムが焼き鳥をしていた。
自分の部屋に向かう途中で加瀬ちゃんと少しだけ話をした。
加瀬ちゃんと話している時サムはハリウッドザコシショウの目の小道具をつけたまま俺の方を見ていた。一体どういう感情なのだろう。疑問を持ちながら部屋に戻った。
匂いが隣からただよってくる。私はその匂いを嗅ぎながらパックのご飯をかっこんだ。ライフハックである。
朝起きてバイト先のコンビニに向かった。着いたら店長が悩んでいた。ネパール人がバイトをバックレた穴埋めで滅茶苦茶に働いてるからだろう。
なぁ店長 不安だろ それ50になっても不安だしイライラするから。イライラしたままさ、ロック聞きゃいいじゃん。(万能じゃないぞそれ)
その後レジ打ちをしていたら若い家族連れが来た。子供は小さい女の子である。女の子がアンパンマンのオモチャを滅茶苦茶に欲しがっていた。最初は買うつもりも無かった母親も根負けして買うことにしていた。
子供がレジに「これください」と品物を持ってきた。
そのオモチャを見て驚いた。子供が持ってきたキャラクターはアンパンマン、バイキンマンなどの主要キャラクターでは無くミミ先生だった。
普通アンパンマンだろ。ミミ先生をタダこねるほど欲しがるなよ。珍しいな。
お母さんお父さん、あんたの娘確実に大物になりますぜ。
それにしてもミミ先生って。ミミ先生を作った中国のライン工の人も「こいつは売れないだろ」と思って作っただろうに。中国製か知らないけど。
やなせたかし先生はパン屋が許可も取らずにアンパンマンのパンを作っても、特に怒らず、許していたそうだ。だから今街のパン屋さんに行くと必ずアンパンマンのパンがある。
でもそんな数多のパン屋の中にも、ミミ先生のパンを作ったパン屋は1つもないだろう。
お父さん、お母さん、娘さんを産んでくれてありがとう。私もこの娘のレジ打ちを出来たことを誇りに生きていこうと思う。
仕事帰りにサムが公園のベンチで友達と並んでジョビを撫でているのを見た。遠くからなのでわからないが、多分友達か彼氏だろう。
This is blue Spring (これこそが青春です)
素晴らしい 美しい光景である
I am black winter (私は今 黒い冬である)
see you tomorrow