ネットから離れて スマホを持たない選択 2022年5月21日
スマホをなくして今日で11日目である この11日間 いかに自分がスマホに依存していたかを実感している。
今日はバイトの休憩中に、目の前に置いてあった同僚の女子大生のスマホを見ようか一瞬本気で悩んだ。流石に理性がせき止めてくれた。感謝感謝である。
スマホを持っていたころはニコニコ生放送をよく見ていた。自分で配信もしていたし、今でも一緒に住んでいる加瀬ちゃんという女の子の配信に出たりもする。
ニコ生では私はうんこ顔と呼ばれている。ひどいものだ。決して自称したことはない。
昔はそんなニコ生の大仏という人の配信を聞きながら、ご飯を食べていた。
大仏が女性を蔑視するのを聞きながら廃棄のカレーを食べ、廃棄のドリンクを飲んでいた。
今は何も聞かずに廃棄カレーを食べている。少し寂しい。でも昔は気付かなかったカレーの奥のほのかな甘みを感じれるようになった。どうやら擦りリンゴが入ってるらしい。今までは騒がしすぎて気づかなかった。カレーを食べながら、リンゴを擦るおばちゃんを想像する。「このままじゃ少し辛すぎるからねえ」そう言いながらカレーに擦ったリンゴを入れる。懸命に懸命に擦りおろし続ける。
まあ実際は機械が擦って入れているのだろうが、想像は自由だ。スマホは無くしても、私の頭の中にアップルはあるのだ。 こういった裏側を想像することが優しさにつながる気がする。
うんこ顔だっていいのだ。人をいたわる優しさのほうがずっと大事である。弱きもの、力無きもの、声なき声に力を。うんこ顔でも構わない。私はなりたいのだ。
弱きものの代弁者に,。
今日は上手いこと二連発。 絶好調です。 ではまた明日
スマホを落とした 2022年5月10日
友達とツーリングに出掛けた 行きと帰りで合計50キロ自転車を漕いだ。ツーリングが終わり家に帰りスマホを見ようとポケットの中を探ると、そこにはあるはずのスマホがなかった。
途中でよった店に電話したが、スマホは無いとの事だった。ツーリングの最中に落としたのだ。
つまりこれからスマホを探すために、また50キロ自転車を漕がなければならないのだ。辺りはもう暗くなり始めている。目を凝らしてスマホを探しながら自転車を漕いだ。折り返し地点の場所についたが、スマホは見つからなかった。辺りは完全に真っ暗になっている。
呆然としたまま自転車を漕ぐ。ベンチがあったので横になった。その時私は福島にきて初めて夜空を見た。そこには満点に輝く星空があった。星空のきれいさに驚いた。そして自分が今までこの空に気づかなかった事にも驚いた。
暇だったので星一つ一つをつなげて、オリジナルの星座を想像して遊んだ。想像は無限に広がる。まるでこの星空の向こうの宇宙のように。
スマホを持ってない中学生のころ、私の暇つぶしは想像や空想だった。寝る前、授業中、親に説教されているとき、どんな時でも想像した。
想像の中では何者にでもなれる。運動神経皆無の私がメジャーリーグでホームラン王になれるし、女の子に見向きもされない私がアイドルと付き合うこともできる。
ホームラン王になりながらアイドルと付き合い、学校に攻めてきたテロリストを一人で鎮圧することもできる。
想像は無限だ。その当時の私の頭の中には宇宙があった。高校に入ってスマホを手にしてから、暇つぶしはスマホになった。スマホの中には大量の娯楽がある。スマホも無限の宇宙である。
だがスマホという宇宙を手にしてから、想像力という頭の中の宇宙は、少しずつ収縮していった。スマホをなくした今、頭の片隅でホコリをかぶっていた想像力を引っ張り出す。
収縮し光を失っている。だがまだ死んではいないらしい。これからはこいつにお世話になる。これから暇なときはプロ野球選手になろう。アイドルと付き合おう。そしてコンビニを攻めてきたテロリストを一人で鎮圧しよう。
いつの日か想像力で、僕のシナプスがこの夜空のように輝きますように。
ではまた明日
明日親が来る 自分の顔 2022/05/07
明日親がいわきに来るらしい。なんならこの家にも来たがっている。
会いたくないものだ。というか合わせる顔がない。こんな顔では会えない。
今日加瀬ちゃんの配信にちらっと映り込んだ時、滅茶苦茶に顔をディスられていた。ただ洗濯されていた靴下を取ろうとしただけなのに。「スマホを落としただけなのに」の比じゃないくらいのだけなのにである。ディスだけではなく「森くんありがとう ヘイトが少し分散したよ」という感謝のコメントもあった。 なんで靴下取ろうとして顔が映っただけでヘイトが分散するんだよ。ふざけやがって。なんだよヘイトが分散するほどのブサイクって。舐めやがって。
でもそう考えると親って凄いなと思う。なぜこんな出来の悪い息子を愛して心配が出来るのだろう。本気でわからない。
デリヘルを呼んで途中で帰らせて落ち込んでる息子を何故愛せるのだろう。
全く罪のないとろみさんを攻撃する息子を愛して何故心配出来るのだろう。 それが血と言うものなのだろうか。
コンビニでレジ打ちをしながらそんなことを考えていた。その後休憩中に廃棄のチャーハンをむさぼった。
両親が私を産んだ時、どんなことを考えていたのだろうか。希望に満ち溢れていたのだろうか。それとも意外とこうなることを予期していたのだろうか。産まれたばかりの私を見ながら
母「この子あなたに似たら運動神経バツグンのスポーツマンね」父「君に似たら勉強が得意な賢い子ね」
母と父「もしくはどちらにも似ずに大学をやめて23でコンビニでバイトしながら廃棄のチャーハンをむさぼっているのかもね」
お父さんお母さん僕は今あなた達が想像した通り廃棄のチャーハンをむさぼっています。とてもマズイです。
仕事終わり歩いて家まで帰った。帰路の途中にある花屋は稼ぎ時だと見てカーネーションを店先に出している。
明日は一輪のカーネーションでも渡してあげようか。
財布を見たらお金が132円しか無かった。
カーネーションは110円だったのだが、気がついたら隣の自販機のドデカミンを買っていた。
トデカミンの炭酸が喉に刺さる。
まるでカーネーションを買わなかった私を叱るように
ではまた明日。
初めてのデリヘル 2022/05/05
昨日の夜岡田さんとラブホに行った。そこでデリヘルを呼ぶことになった。
本当は嫌だった。初めては好きな人と…みたいな事を思っていたわけじゃないけど、とにかくそういう気分じゃなかった。
でも配信は盛り上がると思って自分で言い出した手前今更止めるとは言えなかった。
サイトを見ても決められなかった。別に誰でも良かった。通り魔か俺は。
ラブホで一人きりになってから、デリヘルに電話をかけた。
電話口の人に「いい子いますか?」と言ったら「それはあなたの好みがわからないのでなんとも言えないですね…」と言われた。そのとおりである。
それでも一人オススメの子を紹介してもらって電話を切った。
配信をつけた。せめて配信のネタにして盛り上げようと思った。
配信をつけたまま歯を磨いてヒゲをそった。配信画面に映る自分の顔のブサイクさに余計に気持ちが落ち込んだ。
顔にシェービングクリームを塗ってヒゲをそっている途中に呼び出しのベルが鳴った。
慌てて蛇口をひねって水を出したら水圧が強すぎて水周りが水浸しになった。
シェービングクリームがついた顔をバスタオルでなんとか拭いて配信を切ってから、玄関を開けようとした。が開かない。
どうやらフロントに電話して開けて貰わなけば行けないらしい。知らなかった。
ドアノブをガチャガチャやっていると外から「フロントに電話して開けて貰ってください」と声をかけられた。
フロントに電話して開けてもらった。
デリヘル嬢の人はとても綺麗だった。コスプレイヤーのえなこに少し似ているなと思った。
正直少しだけテンションが上がった。
そこから会話をした。俺はとにかくセックスが、したくなかったから、60分間会話を盛り上げてやろうと意気込んだ。
えなこはいま大学生で出稼ぎでいわきに来ているらしい。年は私の一個下。将来の事を考えて大学の勉強+資格の勉強をしていてあまりバイトの時間が取れないから少しの時間で稼げるデリヘルをやっているらしい。
こう言うデリヘル嬢の身の上話は嘘だとよく言われているが、私は彼女は本当の事を話している気がした。勿論なんの根拠もない。
もし仮に彼女が言っていることが全て嘘なら、私は2ちゃんねるをやる資格は無いだろう。
彼女に何個も質問したり、彼女のエピソードと似た自分のエピソードを話したり頑張った。
「こういう店はなれてない」というと「リアルでは経験あるんですか?」と聞かれた。
無い。一切無い。だが無いというのが恥ずかしくて「一回だけある」と嘘をついた。
その後「大学生のとき一回彼女が出来てそういうことする流れになったんたけど、緊張で上手くいかなくてそれっきり」という大嘘をベラベラ喋った。
だがそんな口からでまかせも10分ほどで尽きる。
静寂が訪れた。
そこでえなこから「風呂行きますか?」と言われた。
「あっそういえばえなこさんが来る前ちょうどヒゲそったりしていて洗面台汚いんで、ちょっと掃除してきますね」そう言ってバスルームに入って扉を閉める。
掃除は30秒で終わった。別に水吹くだけである。2分ほど時間を潰したが、これ以上は不自然なので部屋に戻る。
「掃除終わりました」。私がそう言うとえなこは洗面台に来てイソジンを作り出した。
イソジンを見て「そういえば大阪の吉村知事がイソジンで炎上してましたよね」とまた会話で引き伸ばそうとしたのだが「あぁ…はい」と冷たくあしらわれてしまった。
初めてイソジンでうがいをした。意外と味がしないのだなと思った。
そこでえなこは服を脱ぎ始めた。えなこが裸になっても私は服を着ていた。
私はどうしても裸になりたくなかった。裸になったら断りきれずに最後まで行ってしまう気がした。
「すいません 友達とノリで頼んでしまったので、あんまり気分が乗らないのでもう大丈夫です」そう言って断った。えなこは一瞬驚いた顔をしたが、すぐ「わかりました」と言ってバスルームを出た。
その後えなこは裸のままソファーでタバコを吸っていた。
何度も謝ると、「お金はもう頂いてるので、別にお客さんの好きなようにして頂いて大丈夫ですよ 飯を食うだけとか、お話するだけとかも全然あるので」と言っていた。
えなこの優しさに感動した。目のやり場に困るからと言って服を着てもらった。えなこは10分ほどして部屋を出ていった。
えなこが出ていった後、俺は自分の情けなさに打ちひしがれていた。
何をしているんだ俺は。結局誰も得していない。えなこも俺も。一時期ライフイズヒップホップライフイズヒップホップとよく呟いていたが、デリヘル嬢呼んで病んでセックスせずに帰ってもらう人生のどこがヒップホップなんだ。
ラブホテルを出た。少し歩きたかった。
俺は多分一生幸せにもなれなければ、人を幸せにも出来ないだろう。
周りには田んぼからはカエルのゲロゲロという鳴き声が響いている。
一生童貞だろうな俺は。まぁ仕方ないか。この四方八方から聞こえるカエルですら多分セックスするのに、俺は一生オタマジャクシのままである。
ではまた明日
これが幸せというやつなのだろう 2022/05/02
仕事から帰ると来客がたくさん来ていた。
つぅさん仙水さん修一さん
修一さんはムカデの駆除をしに来てくれたらしい。
まずはムカデの駆除をするためには床が汚すぎるということで部屋を片付けた。
ムカデの情報を色々聞いた。ムカデは湿気が大好きで母子家庭らしい。
ちなみに私も母子家庭である。母は女手一つで私を育ててくれた。ムカデも女手一つで子供を育てているのだろう。足は百本あるけど。
ありがとうございます 投げ銭は頂かない主義です。
まぁそんなこんなで部屋を綺麗にしてムカデの毒餌を何個か置いた。
その後は二階でみんなでタコ焼きパーティーをした。
つぅさんがタコ焼きを焼いてくれたのだけれど、火力が弱いのか中々上手く丸まらなかった。
なんとかひっくり返そうとしてもグチャグチャになってしまう。
少しそのまま放置して、それからひっくり返すと上手く丸くなった。
時間が解決するのだ。タコ焼きも人間関係も…
早く解決しようとしていじくったって余計にグチャグチャになるだけなのだ…時間を置いてからなら丸く収まる そう…まるでこのタコ焼きのように…
そんなことを考えながら出来上がったたこ焼きを頬張る。
中からアツアツの液体が溢れ出てくる。
この時間が永遠に続けばいいと思った。溢れ出てくるの液体にはダシや小麦粉の他に、多くの幸せが混ざっているのだ。
つまり2つの意味でタコ(多幸)焼きである。
それをその場で言おうかと思ったがクサすぎるかなと思ってやめた。幸せなんて、ワザワザ口に出すものじゃない。僕は一人ニヒルに笑った。
風を浴びたくなった。立ち上がり窓を開けてベランダに出た。
外はもう真っ暗である。夜空には満月だけがピカピカと浮かんでいる。
「まるでタコ焼きだな‥」僕はそう呟くと、手に持っていた爪楊枝を月に刺した。そしてそのまま口に持っていく。
当然なんの味もしない。なんの味もしないはずなのに、温かいぬくもりが口いっぱいに広がった。
これが幸せというやつなのだろう。
ではまた明日
皆とカラオケ JDに怒られるパート2 2022/04/30
今日は昼から仕事だった。
相手はこの前レシートのことで怒ってきたJD 通称タコスケJDである。
なるべく怒らないように慎重に丁寧に仕事をしていた。
今日は怒られずに済みそうかなと思ったが、休憩に入る前に一言「品出しに時間かかりすぎですよ 10分から20分くらいで終わらせてください」と言われてしまった。
「はい…すいません…」と言ったあと悲しくなってしまった。
小学生時代を思い出す。小学生の頃、プロ野球選手になりたかった。
卒業文集には10年後にプロ野球選手として大活躍していたいと書いた。
あの頃から10年 現実はコンビニでバイトして5つ下の女子大生に仕事が遅いと怒られている。
ごめんよ小学生の頃の俺 それにまだ童貞だよ。
というか小学生の頃の自分に腹が立ってきた。
お前野球部でも無かっただろ。それに中学でも野球やってないだろ どうやってプロ野球選手になるつもりだったんだよ。夢みすぎだろ。
毎日ただ家に帰るだけ、授業もロクに聞かず学校にテロリストが入ってきた時の妄想ばっかりしやがって。
テロリストの妄想やりすぎて、活躍して好きな子に惚れられるみたいなストーリーは飽きて、途中から普通にテロリストの指示に従う妄想してただろ。 なんの意味があるんだよその妄想。普通に途中でモブキャラとして殺されてたろ。なにがいいんだよその妄想。妄想の中でくらいヒーローであってくれ。
家に帰ると友蔵と岡田さんとカラオケをした。
今日の夜にはつぅさんが家に来るらしい。
だが疲れもあって家の片付けはしなかった。申し訳ありません。
歌を歌った。配信で顔を晒した。思ったよりディスは来なかった。うんこ顔と言われるかと思っていたが良かった。
ごめんよ小学生の頃の俺 10年後の君は配信に顔を出すとウンコ顔と言われるんじゃないかとビクビク怯えているよ。
というか小学生の頃の俺に腹が立ってきた。
なんだよプロ野球選手って。 パワプロやってたくらいだろ野球要素。しかも野球よりサクセスの彼女攻略の方ばっかやってただろ。
顔へのコメントは辛辣な物もあったがそのうち慣れてくるんだろう。
では最後に森ノーカがなりたい顔ランキングを発表して終わりにしようと思う。
3位 木村拓哉
2位 福山雅治
1位 ゆあてゃ
以上です また明日
誰もいないシェアハウス 2022/04/28
昨日の夜岡田さんが急遽東京へ行くと行って出かけた。
加瀬ちゃんもビグニのキャンプに行ってしまったので家で1人なった。
夜中にお腹が空いたので岡田さんを誘って飯を食べに行こうと思った。
だが次の瞬間思い出した。岡田さん今東京にいるのだ。
家のリビングでテレビを見ながら辛ラーメンを食べた。
テレビで面白いシーンがやっていたので「今のシーン面白くなかった?」と加瀬ちゃんに話しかけようとした。
だが次の瞬間思い出した。加瀬ちゃんは今キャンプに行っている。
いつも加瀬ちゃんが座っているソファーでは、ブブアが丸くなって寝ていた。
テレビを消して家を見渡す。この家こんなに広かったのか。
家の中を理由もなく歩いた。 いろいろなゴミが落ちている。そのゴミ一つ一つに思い出がある。
この飲みかけのペットボトルは一週間前にみんなで出かけた時に買った飲み物だなとか、このお菓子のゴミはこの前のパーティでみんなで食べた時のだなとか…
自分の部屋に戻って横になった。何の音もしない。
いつもは下から聞こえてくる加瀬ちゃんの配信の音も、隣の部屋から聞こえてくる岡田さんの配信の音も無い。静寂である。
この日静寂はうるさいと知った。
静寂にとらわれたら大変だ。付きまとわれ、追い払えもしない。以前の僕なら何でも簡単に消せたのに。でもこれからは、難しくなるだろう
適当にユーチューブで音楽を聞いた。誰かが作ったプレイリスト。槇原敬之の曲が多めに入っていた。
その後久しぶりに勉強をした。ほとんど忘れていた。
朝起きて仕事に向かった。仕事から帰ってくると、紅茶でも飲もうと思った。
ヤカンを火にかけたけど、紅茶のありかがわからない。
ほら朝食もつくれたもんね だけどあまり美味しくない。
君が作ったのなら文句も思い切り言えたのに
一緒にいるときは〜窮屈に思えるけど〜
以下略
まぁそんな感じです
ではまた明日。