芸大への記念受験 2022/04/11
今日は休みの日だったので1日中寝ていた。
起きて勉強した。
最近また勉強のモチベが上がってきた。いいことである。
私は将来への不安感が増すことを勉強へのモチベが上がるという様にしている。
学生時代の受験の話をします。
私が高校3年生のとき、目指していた受験に合格した後に、記念受験として芸術大学を受験した。
私が受けた芸術大学の受験は、まず原稿用紙を渡される。そして試験開始と同時にお題が発表される。
そしてそのお題に合った物語を制限時間の一時間の内に書けという物だった。あまり記憶が定かではないので、もしかしたら私が知らないだけで事前にお題は発表されていたのかもしれない。もしそうだとしたら受験を舐め過ぎである。
私の時のお題は確か「カエル」だったと思う。
「親子のカエルがいて、ある時その二匹が歩いていたら蛇に出くわしてしまう。
親カエルは自分の身をなげうって子供を逃がした。子カエルが逃げてる最中に、最後に振り返って見た親カエルの顔は笑っていた。
子カエルはなぜあの時、親が最後に笑っていたかがわからなかった。誰よりも怖いはずなのに。
その子カエルは年月を経て大きくなり、自分の子供を産んだ。
自分の子と二匹で歩いているときに、蛇に出くわす。
自分の親がした様に我が身を投げて自分の子供を逃した。
逃げてる我が子がこちらを振り返った。心配そうな顔を浮かべている。
その時初めて自分の親があの時笑っていたかがわかった。我が子に向かって笑みを浮かべた。」
的なことを書いた気がする。
書いてる途中から「なんかよくありがちな話だな
子カエルが成長して子供産んだ所でもうオチバレバレだろこれ。
それに子カエルって何だよ 子カエルはオタマジャクシだろ カエルの姿になってたらそれはもう大人って事だろ それにカエルって大量に卵産んでそれが各自で育つみたいな感じで、一匹一匹親が育てたりはしないだろ」とか思っていた。
でも時間は一時間しかないし、振り絞って出来たなんとなくのストーリーを白紙にして、最初から考え直す時間はなかった。
結果は当然の様に不合格であった。その時は自分に小説家としての才能が無い事が18歳の若さで分かってよかったと思うことにした。
その時に一緒に受けた受験生はどんなことを書いたのだろう。気になる。受かった人達は今頃何をしているのだろう。気になる。
書いていて色々思い出してきたのだが、私が芸大を受けた理由は、芸術系の人間なら風呂入んなかったり、ヒゲそんなかったりしても許されそうと思ったからである。
普通の大学生が不潔なら「不潔な大学生ね」となるところが、
芸大生なら「芸術家はこうでなくちゃね 社会に溶け込めなくてこそ芸術家よ」と思ってくれる。
まぁそこまで行かなくても、なんか許されそうな雰囲気がある気がしたのだ。
まぁそんなこと言いつつ仮に受かっても行く気は無かったが。
以上です ではまた明日。