海に抱き締められて 7/17(日)

生憎の曇天が空を覆っていた7月17日、僕はすこしばかり落ち込んでいた。落ち込んでいた流派、友に彼女が出来たから、そんな下らない理由なのだろうか。僕にもわからない

配信をつける。コメントへ返す言葉がいつもより強くなっている気がする。 

あてもなく車を走らせる。ふと気がつくと目の前は海だった。

海の前に車を止める。潮風が鼻腔をくすぐり頬を撫でる。「バカヤローーー」叫んだ。

海はまるで僕を抱き締めるかのように、ただその場にあった。

高校生の時、友達の合格発表に一緒についていった事を思い出した。結果は不合格。どんな声をかけていいのかわからなかった。

その足で友達と電車を乗り継いで海に行った。海に向かって彼は叫んだ「バカヤローーー」僕も叫んだ「バカヤローーー」そして二人で笑った。

帰りにラーメン屋で醤油ラーメンを食べた。

僕が先に食べ終わり、トイレに行って帰ってくると、彼は「お腹空いてないから食べる?」と僕に残りをくれた。

彼が残したラーメンをすする。 僕が先に食べたラーメンより塩辛かった。僕がトイレに行っている間に泣いていたのだろう。僕は食べた。スープを一滴も残さず飲んだ。

それを食べることで彼の悔しさを少しでも受け止められる。そんな気がした。

そして今日、海から帰ってきて岡田さんと一緒にラーメンを食べに行った。

もちろん醤油ラーメン。あのときの味を再現するために僕は塩を何度か降った。

スープを飲む。塩辛い。そうだこの塩辛さ。

まるで海水を飲んでいるようだ。でもそれでいい。この海水にはぼくらの「バカヤローーー」が溶け込んでいる。そんな気がした。

(どういうこっちゃ)

まぁそんな感じです ゲラゲラポー!!!